| ルパン三世 カリオストロの城 | |
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(1979/日本/100分) [監督] 宮崎駿 [原作] モンキー・パンチ [音楽] 大野雄二 [出演](声) 山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗 、島本須美、石田太郎 、宮内幸平 [評価] ★★★★☆ 偽札ゴート札の謎を追って小国カリオストロに潜入したルパン。しかしふとしたことから、執政の陰謀で無理やり結婚させられるクラリス姫を助け出すことに・・・。キャラはルパン三世、ストーリーは宮崎アニメ。正義の味方?ルパン三世の感動ものに仕上がっています。 |
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ストーリー ヨーロッパにある小さな国カリオストロ公国。裏の世界で有名なゴート札と呼ばれる偽札の謎を追ってルパンと次元がこの国に入ると、ウエディングドレス姿の少女が男たちに追われているところに出くわします。意味なく少女を助け出すルパンでしたが、結局少女は捕らえられてしまいます。その後、お祭り騒ぎの繁華街へ。聞けばお姫様の結婚式があるということ。そこで、昼間助けた少女が、そのお姫様、クラリスであることを知ります。結婚相手は国の実権を握っている執政のカリオストロ伯爵。実は財宝を手に入れるための陰謀なのでした。クラリスは無理やり結婚させられようとしていたところを逃げ出したのです。 そしてルパンはカリオストロ城に潜入。幽閉されているクラリスを助け出すことを宣言して去っていきます。一方カリオストロ伯爵は、ルパン捜査のエキスパートとして日本から銭形警部を呼び警戒に当たらせます。しかし、銭形警部は偽札ゴート札の存在に気づき、密かにルパンと手を結ぶことに。やがて結婚式の日。五右衛門と峰不二子も加わって、クラリスの救出作戦を決行するのですが・・・。 コメント ルパン三世シリーズの中でもやたらに評判の良い本作。ストーリーはおもしろいし、えらく感動もしました。が、元来のルパン三世像と最もかけ離れたルパン三世であることもまた事実。特に劇画版ルパン三世とは別物の雰囲気。絵は何かかわいくなってるし、登場人物たちはくさいセルフ連発だし、えらくロマンチックな雰囲気。本来のハードボイルドさに乏しいつくり。正義の味方ルパン、てのもちょっと・・・。ダーティヒーローのイメージすらなくなってしまっています。特にもりじょうは古いですから、テレビ版第一シリーズのアダルトな雰囲気がお気に入り。だから"ルパン三世シリーズの・・・"、といわれるとちょっと違和感を覚えてしまうのです。まあ、宮崎アニメがルパン三世のキャラクターを借りた、と捉えた方が本作はしっくりきます。ともあれ、すばらしい内容の作品であることは確かで、子供から大人まで感動できる内容になっています。 ストーリーは本来の泥棒ものではありません。ルパンがいたいけな少女を救い出すという物語。正直なところ、かなりおもしろい映画だと思います。普段は三枚目の銭形警部がこの映画ではいいところを見せているのもまた興味深い点。捕まえなければいけないルパンに協力したり国連で演説をぶったりしてます。最後には見事なせりふまで任されていて、と、もう思い残すことはないでしょう。 一方のルパン。大活躍なのですが、こちらもくさいせりふを吐いています。見ている方が赤面するくらい。クラリスにしても、唐突に、あまりに感傷的になりすぎるきらいがあるのは宮崎アニメ共通の欠点と言えます。アニメなのだからあまり言っても、とも思いますが。あらかじめ人物の感情をそこに設定して、それに沿って人物を動かしている感じ。人物の心の変遷を辿ってそこに至る、という描き方ではないような気がします。だから感情表現が唐突になってます。その分だけ見る方は気楽に見れるのもまた確かなんですけどね。 やはりアニメだなあ、と思わせるもう一面。音楽と効果音がひっきりなしに入ってくること。大野雄二の音楽はメロディアスで情緒的。昔から好きなのですが、すでにおぢざんのもりじょう。これにはさすがに辟易。もっとも、子供はこのくらい入った方が喜ぶんだろうなあ、とも。さすがにもう年じゃ、なんて変なところで思ってしまいました。 と、いろいろと言いましたが、実は今見てもじーんときてしまいます。さすが、宮崎アニメならではの魅力のあるストーリー。そして幅広い対応力。こんなおぢさんでも立派に感動するのですから。ひとりで感動に浸るのもよし。家族で楽しみながら見るのもよし。好きな人とくっつきながら見入るのもよし。いつどんな見方をしようが安心して見れる映画でしょう。 |
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