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CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年/日本/93分)
cinema review ![]() STORY
如月ハニーに叔父・宇津木博士から電話が。しかし電話の向こうは何者かに襲われる音。この時宇津木博士は、秘密結社パンサークローの一員、ゴールドクローに襲われ誘拐されてしまったのでした。
ほどなく、アクアライン。警察が取り囲んだのは宇津木博士と誘拐したゴールドクロー。公安八課の班長・秋夏子が出動して指揮を執ります。が、せせら笑い鼻であしらうゴールドクロー。そこにキューティーハニーに変身した如月ハニーが登場。たちまちゴールドクローを蹴散らして宇津木博士の救出に成功します。 そんな如月ハニーは普段は商社のOL。上司や同僚の冷たい視線をものともしない明るく元気な女の子。一方、秋夏子は、アクアラインを寸断された上に犯人の手がかりも得られず苦しい立場に。そんな中、ハニーが宇津木博士に電話すると、また誘拐したとの犯人の声が。そこで手がかりを得ようと秋夏子に化けて警察に潜入。しかし嫌われ者の秋夏子に情報をくれる者は誰もいません。 そこに新聞記者と称する早見青児が現れ、パンサークローが狙っているのは宇津木博士が研究しているアイシステムであることを教えます。アイシステムはアンドロイドとなったハニーに組み込まれているシステムで、父の如月博士が開発したものでした。が、如月博士はパンサークローの手で殺されてしまったのです。 二人は協力して博士を救うおうと動き始めますが、秋夏子はハニーに疑惑のまなざし。一方、パンサークローのボス・シスタージルもハニーに目をつけはじめます。そしてハニーは、新たな刺客コバルトクローと対決することになったのですが ・・・。 ・・・ ![]() COMMENT
永井豪のコミックの映画化。セクシーな原作をそのまま活かしつつ、コミック画やスピーディなアニメーションを盛り込み斬新な装いではないでしょうか。一方、中年層には懐かしさもあります。見た目に楽しいサトエリ・ハニーは魅力十分。アンドロイド、秘密結社、などという若年層受けのモチーフながら幅広い層で楽しめるつくりなのがうれしいところです。
物語は悪の秘密結社・パンサークローの野望をキューティーハニー(佐藤江梨子)が打ち砕くというもの。序盤はアクションシーン満載で見る者の目を釘付けにしますが、物語が進むにつれ、孤高の公安の班長・秋夏子(市川実日子)との友情が芽生えたり、新聞使者と称する謎のプレイボーイ・早見青児(村上淳)が登場したり、と、微妙な人間関係からも物語を盛り上げます。 さらに、パンサークローがハニーの父・如月博士の敵であることからキューティーハニーの感情の起伏を描出。後半は復讐に燃えるハニーがパンサークローの本拠に乗り込み残る四天王たちと対決。最後は、愛を捨てたシスター・ジルとの相対しますが、憎しみを持ったがために苦戦。しかし最後の最後にに愛のパワーが炸裂。愛と善が勝利するという本作のテーマがわかりやすくもうれしいところ。 序盤のお気楽お色気アクションの様相は中盤から徐々に変貌。愛と憎しみを対比させながらの人間ドラマへと発展していきます。この点、構成上のアンバランスはどうしても残ります。最初にクライマックスシーンを持ってくるのは近年よくある構成ですが、中盤以降に息切れするのもよくあること。本作でも、ドラマ性を高めていった後半と引き換えにしたことが、違和感を生み、統一感を弱めたと言えるようです。 また、力の入ったシーンとそうでないシーンとの差が見た目歴然なのは惜しいところ。そのまま予算配分の問題なのでしょうか。中盤はエキストラが少なく、人気のない寂しい背景となりがち。時間がなかったのか予算がなかったのか、いずれにせよチープさが目立つシーン。豪勢な序盤や終盤に比べるとひどく貧相に映ってしまいます。まあ、予算も時間も少ない日本映画のことですから、いたしかたのないところかもしれません。 かつてのこの手の映画はつくりも扱いも完全なB級映画でした。多くのアイドル映画と同様でせいぜい二、三年が寿命。が、本作はなかなかのメジャー性を備えているのではないでしょうか。アクションシーンはやや奇抜で好みは分かれるところかもしれませんが、コミカルなシーンやドラマの部分はいたってノーマル。要所要所はツボを得たつくりなのが小憎らしいところ。意外と最後まで目が離せなかったりするのですが、はたしてどこまで映画ファンの支持を受けられるものか。ちょっと微妙なところかもしれません。 |
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「エヴァンゲリオン」や「トップをねらえ」など、アニメでは著名な庵野監督。しかし実写でも活躍。「式日」(2000)は主演が、何と岩井俊二、それからこの作品の原作者でもある藤谷文子。娯楽性を薄めたかわりに美しい物語に仕上げていて、好評を得ました。
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