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学校の怪談2

(1996年/日本/103分)

[監督]平山秀幸
[原作]常光徹、日本民話の会
[脚本]奥寺佐渡子
[撮影]柴崎幸三、中子真治(SFX)
[音楽]寺嶋民哉
[出演]野村宏伸、西田尚美、米倉斉加年、岸田今日子、細山田隆人、前田亜季、竹中夏海、太田翔平、阿部大和、日吉孝明、皆川香澄、きたろう、神戸浩

[内容]

 小学生の塾生20人が小田切先生の田舎の寺に合宿。夜肝試しをすることに。ところがコース途中の地元小学校に向かった四人が閉じ込めら、次々と妖怪に襲われる。そこには、4月4日4時44分に時計が止まると恐ろしいことが起こる言い伝えがあったのだ ・・・。シリーズ第二弾。妖怪モノのスタンスを維持しつつコミカルな面を強調。各キャラクターが何とも個性的だがホラーとしてはやや滑稽か。ファミリー・ムービーとしては娯楽性十分。
[評価]★★★☆☆

cinema review

STORY

 4月4日の夕方4時44分。ひとり学校に残っていた常盤校長は階上の音が耳に入り音楽室へ向かう。そこで、ピアノがひとりでに開いて鳴り出すのを目撃。さらに天井から血が滴り落ち、次の瞬間、校長の首はもぎ取られしまう。その後住人たちは校長の首を捜すがついに見つからず、以来、4月4日の4時44分になると、誰も学校に近付かなくなった。
 30年後、東京の塾から20人が合宿に訪れる。ここは講師・小田桐理香の地元でもあった。4月4日には、宿泊場所の寺と裏の学校を利用して肝試しをすることに。そこには理香の弟でガキ大将の司も駆り出されていた。夕方、司に炊き出しを命じられた憲は一人学校へ向かう。しかし、ふと入り込んだ時計台の裏で、歯車に足を挟まれてしまう。何とか脱出したものの靴は脱げて歯車の間に。そのせいで時計は止まるが、針は4時44分を指していた。
 その頃、寺には寺荒らしが侵入。聖徳太子の妖怪の絵を持ち逃げし、住職や理香たちが追いかけて大騒動となっていた。事件のため肝試しは中止。しかし案内板を貼りに行った直哉と、一組目の司と杏子のペアがすでに出発。ともに学校に到着していた。さらに直哉を慕うなな子が学校へ入っていってしまう。
 一方、学校の中で合流した子供四人は、さらに地元生徒らしいハルエとヨシオと遭遇。次々と怪奇現象に襲われながら、校長室にたどり着く。そこには逃走中の寺荒らし・浅野和成が。しかも校長室の金庫を開け、中の懐中時計を盗んでしまう。が、それは30年前の常盤校長が大事にしていた呪われた懐中時計だった ・・・。

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COMMENT

 シリーズ第二作。前作に引き続き野村宏伸が出演。しかし役は異なり、ストーリー自体も繋がりはありません。ただし妖怪モノのスタンスはそのまま。より多くの妖怪を、しかも派手に登場させていますが、怪談モノとしてはさらに後退した感があります。また、前作に較べかなりコメディ色が強くなったのも特徴的。恐怖性を犠牲にしたかわりに、娯楽性は格段に上昇したと見れます。
 今回はトイレの花子さん、人面犬、動く二宮金次郎像、幽霊軍隊、ろくろくび、むらさきババアなどが登場。ほとんどはコミカルな登場の仕方で、怖さよりも面白さを演出しています。今回も恐怖話的な要素はあまりありません。それよりも本作独特の見所は、各キャラクターのおもしろさにあります。これはシリーズ中でも図抜けていて、本作の人気を支えているようです。いたずら好きの住職(米村斉加年)、失神癖の塾講師(西田尚美)、警察に追われながらも飄々とした泥棒(野村宏伸 )、など。子供たちを主役としておきながら、やりすぎと思えるほどの思い切ったキャラ付けが見事に笑いを誘います。
 そしてコメディ・ドラマも見所十分。東京の塾の子供たちと地元の子供たちとの確執。口の利けない子供と泥棒との交流や小さな恋もあったりして、人物を追っていくだけでも飽きることはありません。途中には謎の老カップルも登場。ラストではその謎明かしとなって、見る者をはっとさせています。感動、という所まではいきませんが、それがかえってほどよい現実味と爽快感を生んでいるように思います。ただし、最後の時計台のお化けはちょっと違和感。最後の最後にモンスター映画となってしまいました。
 個人的にはシリーズ四作中で最も好きな作品。ストーリーというよりは、キャラクターとその掛け合いの面白さに引き込まれた感があります。それでも少しはホラーとしての怖さはほしかったとも思います。いずれにせよファミリー・ムービーとしては抜群の存在感。万人におすすめできる映画と呼べるでしょう。

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学校の怪談(劇場版)シリーズ
・「学校の怪談」(1995)
・「学校の怪談2」(1996)
・「学校の怪談3」(1997)
・「学校の怪談4」(1999)

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