Index

HOME > 映画TOP > 鑑賞記(邦画)

Information


ナースのお仕事 ザ・ムービー

(2002年/日本/114分)

[監督]両沢和幸
[脚本]両沢和幸
[撮影]北山善弘
[音楽]鴨宮諒
[出演]観月ありさ、松下由樹、神田うの、藤木直人、石原良純、国分佐智子、岡田浩暉、伊藤かずえ、吉行和子、ウド鈴木、根岸季衣、原田龍二、蟹江敬三

[内容]

 外科医高杉と新婚ほやほやのナース・朝倉いずみ。病院ではドジの連続で上司からは怒られ同僚や患者たちからはあきられている始末。そんなある日、尾崎主任を慕う元入院患者猿渡が現れ、もう一度入院したいと機関銃で脅して立てこもってしまう ・・・。人気TVシリーズの劇場版。ドジナース朝倉いずみが起こす騒動を描いたお気楽病院コメディ。後半は息切れの感もあるが、個性豊かな面々は見るも楽しげ。
[評価]★★★☆☆

cinema review

STORY

 若葉会総合病院に勤めるナース・朝倉いずみは新米外科医高杉と新婚生活。が、能天気な性格が災いして家庭でも病院でもドジの連続。さらに朝倉同様ドジの後輩ナース・赤木との意地の張り合いでドジに拍車がかかります。そんないずみに毎度被害を被るのは元教育係の主任・尾崎。厳格な新任婦長・矢口にも怒られてばかりの毎日。
 ある日、入院患者の沖田の腎移植手術が行われることに。手術に参加したい高杉でしたが、新婚旅行に行くべく休暇をとろうと上司の外科医・浜野に直談判すると、修行の身の分際でとたしなめられてしまう上に手術への参加も渋られてしまいます。が、浜野は浜野で威張るほどには人望があるわけではありません。さらに、妊娠中にもかかわらず勤務を続けているナースの妻・大島を過剰にいたわり、まわりからも呆れられるほど。
 一方、新婚旅行に行きたいいずみは高杉の返事を聞いてかんかん。たちまちけんかが始まってしまいます。そんな中、尾崎主任を慕う元入院患者猿渡が訪れ、手術してほしいと訴えてきます。が、診察の結果は軽い胃潰瘍。薬で治ると言われますが、ナースセンターには入院だと偽ります。しかし根本婦長に怒られ、警備員にはつまみ出される始末。その頃当の尾崎主任は看護学校へ元上司根本をたずね、悩み事の相談に。そしてどうしても入院したい猿渡は機関銃を取り出して再びナースセンターへ。ナースや患者を人質に立てこもってしまうのでしたが ・・・。

・・・

COMMENT

 フジTVの人気ドラマの映画版。キャラクター勝負のコメディらしく個性的な役をちりばめ、終盤にはややシリアスさを見せるもののTV同様楽しい仕上がり。病院という直接生死を連想させるシチュエーションでありながら、微塵の暗さも感じさせない誘導術はさすがといえるでしょうか。
 舞台はとある大病院・若葉会総合病院。天然のドジで有名な朝倉いずみ(観月ありさ)が主人公。いつもとばっちりを受ける上司・尾崎主任(松下由樹)。いずみの夫で新米外科医の高杉(藤木直人)などおなじみのメンバー。今回は、ちょっとおかしな元患者・猿渡(ウド鈴木)が病棟に立てこもって大騒動となります。が、そこはコメディ。怖いもの知らずのいずみはいつの間にか犯人と仲良くなってしまい、余計に騒ぎを大きくしてしまいます。
 前半はさりげなく人物紹介をしつつ、見事な瞬発力を見せてストーリーを展開。直感的な分りやすさで見る者を引っ張ります。が、かと思うと中盤はやや中だるみ。展開上必要とは思えない取り留めのないモチーフが混じったりして停滞気味になりますが、まあ、笑いをとりたいコメディ映画にはありがちかもしれません。終盤にはテレビでは試みにくい長めのシーンもあり、後半のテンポの悪化は否めません。テレビドラマの映画化ではよく見られるのですが、二時間もたない印象は本作でも拭うことはできませんでした。二時間にこだわらず、もっとコンパクトに収めていればとも思うのですがどんなもんでしょうか。
 いずれにせよ理屈ぬきに楽しめるお気落病院コメディ、というのがぴたりと当てはまる作品。まあ、わざわざ映画にしなくても、とも思わないではありませんが、子供から大人まで、時と場所を選ばず楽しめるコメディ映画であることには違いないようです。

(ポニーキャニオン)
amazon DVD link
観月ありさ関連作
(鳶がクルリと、鬼嫁日記)
松下由樹関連作
(大奥、幸せになりたい!)
藤木直人関連作
(宿命、G@ME)


more review ...
 両沢和幸氏は「ナースのお仕事」を初回からプロデュース。第一話の放送は1996年。最後の第4シリーズは、本作公開(5月)後の 2002年7月〜2002年9月に放映されました。

www.sasaraan.net

・・・

(c) morijoh