| 神風 | |
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Kamikaze(1986/フランス/95分) [監督] ディディエ・グルッセ [脚本] ミシェール・アルベルスタッド [撮影] ジャン=フランソワ・ロバン [音楽] エリック・セラ [出演] ミシェル・ガラブリュ、リシャール・ボーランジェ、ドミニク・ラバナン、ロマーヌ・ボーランジェ [評価] ★★☆☆☆ 30年勤めた会社をクビになり精神に異常をきたした天才科学者アルベール。殺人電波を飛ばしてテレビの中のアナウンサー達を殺し始める。この不思議な事件に頭を悩ませるパスコ警視。テレビの生放送をやめさせて犯行を止めようとしたのだが・・・。奇想天外なSFスリラー。アイディアにはひきつけられるが事件・ドラマとも何とも淡白な描写。 |
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ストーリー とある企業の研究室。30年勤めた科学者アルベールがクビに。家に帰るとひたすらテレビを見る毎日。やがてアルベールは、幼少からの劣等感が肥大していき、ついにマッド・サイエンティストと化してしまいます。そして電波を利用した攻撃兵器を開発。自宅につくった装置からテレビの生番組に破壊電波を送り込み、女子アナウンサーを殺してしまいます 一方、駆けつけたパスコ警視はこの原因不明の殺人事件に頭を悩ませます。内臓が破裂して死亡したこと以外何も解明できないまま。同じく駆けつけた通信相のフロントネクは事の重大性を悟りパスコに捜査を急がせるとともに内務相に報告。が、ほどなく男性アナウンサーが攻撃を受けて死亡すると、事件は国家的な問題に発展。内務相も捜査に口を出すようになります。 その頃、目に見える成果を出せないパスコは内務相に一旦は担当を降ろされます。が、その間さらに女性司会者が犠牲に。すると再びパスコに捜査依頼が。パスコは大臣に交渉して、今回は強力な捜査権を得て復帰します。そして科学者を集めるとトリックの解明を依頼。同時にテレビ局に生放送をやめさせるという強権を発動します。これで殺人は防げたはずでしたが・・・。 コメント リュック・ベンソン製作のSFスリラー。日本人にとっては仰々しいタイトルではあります。実際、終盤には "カミカゼ" "ハラキリ" のせりふがたびたび出てきます。どんな意味で使われているか、は、ちょっと分かりにくいところ。まあ、あまり深く考えない方がいいかもしれません。それよりも日の丸のはちまきをしてメイクをした姿が何とも不気味。殺人兵器よりもこっちの方が怖いかもしれません。 物語は、精神に異常をきたした天才科学者が電波兵器を開発してテレビのアナウンサーを殺し始めるというもの。後半では科学者の犯行動機やトラウマが語られますが、意外なものではありません。それよりもそこまで行くうちにもりじょうは興味が失せてしまっていました。 一方、犯人を追い詰めていくのがパスコ警視。なぜかフロントネク大臣とはくっつきそうな展開。なのですが、ラブシーンなどは一切なし。本来アクセントの役割を果たすはずの警視の娘ジュリーもちょっと影が薄い印象。ドラマ性を出そうとしているのは分かりますが、淡白すぎて感情が伝わってこないのが残念なところではないでしょうか。このあたりは一時期のフランス映画らしいところではあります。 B級SFスリラーと言っていいと思いますが、見ようによってはブラックといえるのかもしれません。ただ、どうも機械的に物語が進んでいるようで、観客をひきつける間もなく次の展開へと移動してしまっているような気がします。決してつまらないアイディアではないのですが、ちょっと味付けにはしくじったのではないでしょうか。 | |