| サイコ2001 | |
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Complicity(1999/イギリス/96分) [監督] ギャヴィン・ミラー [原作] イアン・バンクス [脚本] ブライアン・エルスリー [出演] ジョニー・リー・ミラー、 ブライアン・コックス、キーリー・ホーズ、ポール・ヒギンズ、ビル・パターソン、サミュエル・ウェスト [評価] ★☆☆☆☆ 自分が記事で攻撃した人物が次々と残虐な方法で殺される。やがて犯人として追われることになり、自分の過去につながりがあると気づくのだが・・・。社会悪と猟奇殺人を描いたサスペンス。麻薬肯定、殺人肯定、無政府主義、と正直ついていけない映画。 |
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ストーリー スコットランドのある新聞社の記者コリー。反体制的な過激な記事で上司に嫌われてしまっている状態。あるとき、コリーが記事で武器商人として攻撃した人物が残虐な手段で殺されます。そしてその頃から、謎の人物が電話をしてきて殺人事件の情報をコリーに提供し始めます。 やがて同様の殺人事件が再び発生。謎の情報提供者に最初は半信半疑だったコリーでしたが、情報と殺人事件との関連から独自に調査を始めることに。しかし次の殺人事件が起こる頃から警察もコリーの記事と事件との関わりに気づき監視を始めます。 ところがコリーは逃亡。その間に得た情報から被害者の屋敷に向かうとすでに殺されていて今度は殺人犯として追われることに。そしてやがて逮捕。尋問を受けるうちに、自分の過去につながりがあることに気づくのですが・・・。 コメント 本作のイアン・バンクスの原作はベストセラーになったそうです。原作は知りませんが映画の方はちょっと問題では、と思います。 社会悪と猟奇殺人を結びつけたサスペンス(あるいは社会派ドラマ)なのですが、クライマックスに乏しく最後まで"何となく"展開してしまっています。さらにイギリスのミステリー系ドラマにありがちなわかりにくさがもろに出てしまっている感じ。現在と過去を行ったりきたりするのですが、時折目を細めなければ気がつかないほど。せりふやシーンにメリハリがないためどこに注目していいのかわからない、といったことも。 それにしてもこの主人公にはどうにも共感できるところがないのですがどうでしょう。幼少からタバコを吸い、麻薬を常用し、友人の妻と浮気をし、とひどいもの。そのくせ記事では他人に厳しい。ただ会社を売却したからといって経営者を攻撃するほど。しかも後の方の殺人は警察に通報していれば防げたのに、特ダネ欲しさにみすみす犯行を許してしまいます。極めつけは最後。"これからも殺人を続ける"と豪語する犯人を平気で逃がしてしまう。社会悪に対して、市民が勝手に判断して人を殺していいということなのでしょうか。 もう一つ。原題は"Complisity"(共謀)。邦題「サイコ」とは、猟奇殺人の部分を指すのでしょうが、作品のテーマは社会悪への制裁に対する主人公と犯人の共感に向いているわけですからちょっとずれています。「2001」の部分に関しては全く意味不明。ヒッチコックの「サイコ」と区別の意味だとしても本作の製作は1999年(日本では劇場未公開)。もちろん内容には何の関係もありません。 ストーリーのおもしろさは人によってだと思いますが、個人的にはちょっといいところが少なすぎる印象。これから見る方には、どうひいき目に見ても期待しないで見た方がいい、とお伝えしておきたいと思います。 | |