| 宇宙戦争 | |
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The War Of The Worlds(1953/アメリカ/85分) [監督] バイロン・ハスキン [原作] H・G・ウェルズ [脚色] バー・リンドン [撮影] ジョージ・バーンズ / ゴードン・ジェニングス(特撮) [音楽] リース・スティーヴンス [出演] ジーン・バリー、アン・ロビンソン、レス・トレメイン [評価] ★★★☆☆ カリフォルニアに隕石が落下。が、中から宇宙船が出てくると怪光線で人類を攻撃し始める。すぐさま軍が出動するが全く歯が立たない。その頃クレイトン博士は偶然火星人の偵察カメラと血液を手に入れたのだが・・・。SF侵略ものの古典。 |
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ストーリー ある日、隕石がカリフォルニアの荒地に落下。ほどなく訪れたクレイトン博士。隕石にしてはクレーターの規模が小さいことに気付きます。 やがて隕石と思われた物体から触角のようなものが現れ、怪光線を発して人間たちを攻撃し始めます。ほどなく世界各地に宇宙船が着陸。火星からやってきた宇宙船であることがわかります。 各国の政府は軍隊を派遣。反撃を試みますが、宇宙船がバリアを張ると全く歯が立ちません。そんな中、クレイトンは、偶然会った元物理学者シルビアとともに戦場となった現場を逃げ出します。が、運転していた軽飛行機は途中で墜落。宇宙船に見つかってしまいます。何とか農家に隠れ込んだ二人でしたが、捕獲しようとする火星人が追ってきます。が、クレイトンたちも反撃。破壊した偵察カメラの部品と火星人の血液を手に入れて脱出することに成功します。 一方、通常の兵器では倒せないと分かったアメリカ軍は原子爆弾の使用を決断。クレイトンたちや多くの市民、兵たちが見守る中、宇宙船の頭上に爆弾が投下されるのでしたが・・・。 コメント 1950年代は意欲的・実験的なSF映画が多数つくられました。今ではマニア御用達のような扱いになりがちですが、かつては幅広い世代が夢中になって見ていた作品ばかりです。もりじょうも当時のSFでもう一度見てみたい映画がたくさんあるのです。そして本作もその一つ。原作はSFの古典H・G・ウェルズ。スピルバーグが二度目の映画化を試みましたが、おかげで前作も注目を浴びることとなってうれしい限りです。 物語は隕石がカリフォルニアに落下するところから始まります。が、隕石だと思っていた物体は宇宙船。怪光線で人類を攻撃し始めます。主人公は物理学者のクレイトンと元物理学生のシルビア。火星人の弱点を探ろうと二人は奔走します。が、それを阻むのが火星人ではなく暴徒と化した人間であるのが何とも皮肉。 興味深いのは、宇宙人と話し合おうと近寄る神父(シルビアの叔父)が問答無用で殺されてしまうところ。一方、人類の科学や知恵が全く役に立たず、人類を救う鍵が "神が与えた最小のもの" であるとするあたり。さらには万策尽きた人類。最後は教会で祈りをささげる姿が映し出されます。人間の無力さ、つまりは根源的な救いのなさと取るに足らない地球文明の様を如実に象徴しているのではないでしょうか。 それにしても、火星人の宇宙船が "かっこいい" と思ったのはもりじょうだけではないはず。おもしろいことに、火星人の姿もチラッと見ることができます。昔、確かに火星人はこんなイメージでしたよ。さらにクレイトンが火星人の脈を取る(?)ところはご愛嬌。火星人の目が赤青緑の三原色だったりもします。まあ、こういうところはケチをつけるよりも楽しんでしまいましょう。 今のSF作品ほどインパクトがあるわけではありませんが、すっきりまとまったつくりで非常に見やすくわかりやすい作品。公開当時のようにわくわくして見る人は少ないでしょうが、あらゆるSF侵略ものの原点である本作。特にSF映画ファンなら見逃すべきではないでしょう。 | |