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荒鷲の要塞Where Eagles Dare(1968年/アメリカ・イギリス/159分)
cinema review ![]() STORY
第二次大戦中のヨーロッパ。アメリカ軍のカーナビー将軍がドイツ軍に捕まり幽閉。ヨーロッパ侵攻作戦の筋書きを知る将軍が尋問され、計画が明るみになれば作戦は白紙に。しかしそこは鷲しか入れないと言われるほど堅牢な城の中。イギリス軍は急きょ救出部隊を編成することになり、スミス少佐をはじめとするイギリス兵六名とアメリカ・レンジャー部隊のシェイファー中尉が選ばれます。
ほどなく敵陣近くに落下傘で降下した隊員たち。が、一人が死亡。一見事故に見えましたがスミスは殺された跡を発見します。不安を抱えながらもほどなく城下町への侵入に成功。しかしそこでも隊員の一人が人知れず殺されてしまいます。一方、スミスは元恋人だった工作員メリーに連絡を取り合流。その後メリーはゲシュタポ隊長に巧みに取り入り、城の中に入り込むことに成功します。 その頃、ドイツ軍はイギリス工作部隊の進入を察知。スミスたちは捕まってしまいます。が、スミスとシェイファーの二人は護送中のドイツ兵を何とか倒して難を免れます。そしてマリーの協力で城に侵入。その時、別の部屋ではカーナビー将軍への尋問が。スミスたちは部屋に入るとドイツの司令官たちに銃を向けるのでしたが ・・・。 ・・・ ![]() COMMENT
往年の人気冒険作家アリステア・マクリーン脚本の戦争アクション。前半はサスペンス仕立て、後半は派手なアクション、と見所を変えて飽きさせない構成を試みています。多分に男性映画的ではありますが、推理要素を加えた痛快娯楽作品と言えます。
物語は、アメリカ軍のカーナビー将軍が捕虜になり、彼を救出する特殊部隊の活躍を描いたもの。前半は降下した途端に隊員が何者かに殺され、自分たちの中に裏切り者がいることが判明します。それは誰なのか、という謎を含んだまま部隊は城下町へ。しかしすでに情報は筒抜けで彼らは捕まってしまうのです。このあたりはサスペンス色豊かで緊張感十分。 やがて窮地を切り抜けたスミス(リチャード・バートン)とシェイファー(クリント・イーストウッド)の二人は城に潜入。そしてカーナビーを見つけるとスミス少佐の一人芝居。一体スミスは味方なのか敵なのか? ここからはどんでん返しの連続。なのですが、なぜか、信用しているシェイファー中尉には事前に何の相談もしないうちに始めてしまいます。あまりにも無用のリスク。最後は結局 "目配せ" で窮地を切り抜けるというちょっといくらなんでも、という展開。この時、ふしぎなことに、ドイツの士官が手元の銃を取るよりもシェイファーが数歩先にある銃を取る方が早いのです。あとは、"そんなばかな" という敵陣からの脱出劇が展開していきます。 一、ドイツ兵の弾は決して当たりません。逆に主人公たちの弾は百発百中。 一、主人公たちの銃の弾が尽きることはありません。いつそんなに弾奏を持っていったのだ。 一、ドイツ兵が投げた手榴弾は爆発しません。しかし主人公たちが "投げ返す" と途端に爆発します。 一、ドイツ兵は主人公たちが立てこもった部屋のドアを簡単には壊しません。銃も爆薬も使わずちっちゃなハンマーで叩き続けます。 一、ドイツ軍の車や飛行機は撃たれると必ず派手に爆発します。一方主人公たちの車や飛行機は何発撃たれても爆発しないどころか平然と走り続けます。とまあ、5分に1回くらいはこんなシーンがめぐってきます。展開上 "?" というところも多々見られますのでこれを楽しみにななめに見るというのもいいかもしれません。 さすがにこの内容で2時間半以上という上映時間は長すぎるでしょう。まあ前述のようなことは細かいことはともかくとしても、緩慢となりがちな展開とあからさまなご都合主義の展開、さらには類似シーンの多用と繰返しで緊張感の維持は困難。その大作ぶりに比して質の点では疑問符がつく作品となってしまいました。もっとも、それは時代性でもあり、当時は本作のような映画・ドラマが大量につくられたことは確かです。そんな中、雰囲気だけでも堪能できる作品もありました。戦争アクションたる本作もその類に入るのではないでしょうか。いずれも当時の話題作ではあったのですが、今日になって話題に上ることが少なくなってしまったのはいたしかたのないことかもしれません。 |
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ブライアン・G・ハットンの娯楽戦争大作はもう一本、「戦略大作戦」(1970)があります。本作では脇役だったクリント・イーストウッドが主演。戦争そっちのけで金塊を奪いに行く男たちを描いたもの。コミカルなシーンも多く、文句なしに楽しめます。
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