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ザ・コアThe Core(2002年/アメリカ/134分)
cinema review ![]() STORY
世界各地でペースメーカーをつけた人間が突然死亡し、鳥が方向感覚を失い地上や建物に激突示します。原因は地磁気の乱れ。その頃、地球に帰還する途中のスペースシャトルも機器の異常で墜落寸前となりますが、船長ボブの明断と副船長レベッカの機転で事なきを得ます。
ほどなくシカゴ大学の地球物理学者ジョシュ・キーズ博士は電磁場の崩壊、つまりは地球のコアが止まってしまったことが原因であることを突き止め、著名な物理学者ジムスキー博士のもとへ。この時ジムスキーの頭には軍の極秘プロジェクト"デスティニー"計画のことが。 一年で人類は死滅する。この未曾有の危機を打開するにはコアで核爆発を起こして再び動かす必要が。地中3200キロ、温度5000度のコアの中へ進入することは不可能と思われましたが、工学の専門家プラズが船の開発技術を持っていることが判明。協力を求めます。 船にはジョシュとジムスキー、開発者プラズ、核爆発の専門家サージ、そしてボブ船長とレベッカ副船長が乗ることに。さらに管制室には天才ハッカー"ラット"フィンチをスカウトします。その間にも、地球上では大規模なスーパーストーム(静電気放電現象)が起こり始め滅亡が間近に迫ります。そしていよいよ船が完成。太平洋上からコアに向かって出発するのですが・・・。 ・・・ ![]() COMMENT
地球のコアをモチーフにしたSFアドベンチャー。かつて地球上の未踏の地といえば"恐竜の島"。地下文明や海底文明を描いた映画もありました。いやあ、まだ未踏の地があったんですねえ。しかもそれを地球人類の滅亡に結びつけるアイデアは十分買えるのではないでしょうか。何よりコアの映像表現は大いに興味をそそられます。一方、迫力は十分ですが、意外さは希薄で単調さも否めず、と、評価を分けた作品でもあります。
物語は、ペースメーカーをつけた人たちが次々と死亡するところから始まります。不可解な謎を提示する出だしで見るものの興味をそそるのには十分。それがコアの停止による地磁気の乱れが原因で、このままでは地球は滅亡の危機。そこで6人の専門家が集結。コアを動かすべく出発します。が、後半、コアが停止した原因が判明します。それはアメリカ軍の秘密プロジェクト・デスティニー計画。人間のエゴが地球滅亡の危機を生んだわけです。 物語はややマニュアル的。冒頭、主人公ジョシュが強引に国防総省に呼びつけられるシーン、副船長"ベック"にスポットライトを当てたスペースシャトルのシーン等、序盤からして、ほぼこれまでの同類作品の展開を踏襲。前半で最後までの展開が読めてしまうと言っても過言ではありません。船内での対立、ひそかな野望を抱くメンバー、船長の死、など、いわば定番シーンと呼べます。地球のコアに目をつけるまではよかったのですが、大作にしてはオリジナリティに欠けるつくりとなってしまったことは否めないでしょう。 また、途中、繰返しや中だるみとも思えるシーンが多く、正直二時間二十分は長いといわざるを得ません。もう少しコンパクトに納めれば単調さも避けられたように思います。ドラマ性も薄く、通常なら同時に描かれる主要人物の家族や人生についての描写がほとんど見られず、淡白なつくりでもあります。はたして、特撮シーンが派手なだけに、ややアンバランスな作品ではないでしょうか。 大金をかけてつくった大作映画。ハリウッドというだけで世界中に配信されてそこそこの稼ぎをさらっていってしまいます。いずれにせよ、豪華な特撮シーンが感動か興ざめかの分かれ目。個人的には、お金を払って140分かけて本作を見る、というと抵抗がありますが、お茶の間に流されれば、おーっ!、テレビなのによくつくったなあ、と、思うかもしれません。 |
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元々はコメディやサスペンスで定評のあったジョン・アミエル監督。前作は「エントラップメント」(1999)。ショーン・コネリーが老泥棒、キャサリン・ゼタ・ジョーンズがコネリーを追う保険会社の保安コンサルタントに扮してのサスペンス。こちらはなかなかのデキ。
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